大停電 electric power failure 2003 8 15
bibliographical reference
idea factory from newspaper addition 1 2003 8 10
次世代エネルギー(energy source for the next generation)
風力が巨大な資源であると言う。
風力資源を重視すべきという論文がありました。
この論文では、
風力の豊かなノースダコタ、カンザス、テキサスの3州を合わせれば、
全米の電気エネルギー需要を満たすだけの風力エネルギーが利用可能としています。
スタンフォード大学の技術者チームの研究成果でも、確認されたそうです。
風力の人気が高いのは、
風力資源が、世界各地に、豊富に存在し、安価で枯渇しないということです。
確かに、発展途上国でも、風力資源は豊富でしょうね。
参考までに、8月10日は、東京は、暑苦しい日だったのですが、
記事には、「風力の豊かな地域を」とありましたので、
地上では、無風状態だったのですが、風力資源が豊富な地域に行って来ました。
それは、ビルの屋上です。
60階建てなので、地上何メートルか、わかりませんが、
風力は、豊富でした。
いつも、風力が豊富というわけではありませんが、
超高層ビルでは、地上よりは、風力が豊富でしょう。
次世代エネルギーというと、他に何があるでしょうか。
天然ガスは、極めて価格変動が大きく、数か月で、価格が二倍になるそうです。
また、原子力発電所は、多くの老朽化した原子炉が、いずれ閉鎖されることになり、
建設中の原子炉の数を大きく上回っている現状です。
日本の場合は、原子力発電所が、地震の多い地域や断層の上に建設されています。
よほど、地元が、お金が欲しかったのでしょうが、
補助金と同時にリスクも抱え込むことになりました。
原子力発電所は、地震のない地域に建設すべきですが、
日本の場合、地震大国なので、結局、地震と津波の可能性が高い地域に、
原子力発電所が建っていますね。地震学者に相談しなかったのでしょうね。
さて、次世代エネルギーというと、他に何があるでしょうか。
重水素、三重水素が考えられます。
重水素は自然界に存在しています。
三重水素は、自然界には、ほとんど存在していません。
重水素と言うと、核融合を連想しますが、
確かに、核融合技術を発展させる必要がありますが、
重水素や三重水素を別の利用法で考えている大学の研究者もいます。
重水素や三重水素が新しいエネルギーになるでしょう。
現代は、石油依存社会と言いますが、
石油が止まっても、すぐには困りません。
しかし、電気が止まれば、すぐ困ります。
石油依存社会というよりは、電気依存社会と言った方がよいでしょう。